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機械の故障でもアメリカン

出先で、
ちょっと何か食べたい、って思うときに限って、
「満宝」か「李先生」か「ケンタッキー」
よくて「吉野家」しか見つからない。


どれもカフェ代わりに使えるものだけど、
別に、肉も麺も食べたくないときは、
みんなどうしているんだろう。


ちょっと休みたい前提の外食をしないってことなのか。


今でこそカフェはいたるところに出現したけれど、
小腹がすいたときに限って、
何もない場所にいるのって、なんか
私の小腹が悪いんじゃないかという気もしてくる。



私があの日さまようことになったのは、
鉄西区のはじっこで。


辺りを見回せど一休みできそうなところがない。


しょうがないから吉野家でコーラでも飲むか、
とあきらめかけた時、そのそばに
ささやかなカフェ席がある、みんなの町の
「好利来(ハオリーライ)」を発見したのでした。



ソーセージ入りのロールパンと、
ミルクパンを選んで、
念願の「美式珈琲(アメリカン)」を注文。


そうしたら、案の定というのか、
店員が苦い顔をしている。


「機械が故障しててアメリカンはつくれない」


とかなんとかいっている。


ここでいう「故障」は
「できるかもしれないけど
時間がかかるからあきらめなさい」
と同じ意味。


故障とか修理中とかいうワードには、
文字通りの意味に
仕事の放棄も含まれる気がして、
これ以上、効果的に客に文句を言わせないためのトドメのワードは、
私はない気がしている。


だから、文句を言う気にもならなくて、
パンを購入できたことに感謝して会計しようとしたら、


レジ後で作業していたマネージャーらしき長身の女性が、
レジスタッフになにやら大声で命令。


しばらくすると、レジ店員が私にむかって

「アイス? 砂糖は?」

と尋ねてくるもんだから、
一瞬後ろのお客さんを振り返ってしまった。


***


ここ最近、瀋陽に行くたびに


「お客の言うことを聞く中国の接客」


を実感して、いちいち嬉しくなる。


無表情だったスタバの店員さえ、
最近は笑顔なのだ。


世代か。時代か。


ああ、やっぱり中国は変わりつつある。


この日、
マネージャーのマネージャーらしい態度に触れて、
私はとっても気分がよかった。

仕事をしている誇りというのかなあ、
そんな気概も感じられるようで。

例えそれが、売り上げ重視の対応だったとしても、
なんとなく、客が客として扱われることが、
それだけのことが、ありがたいと感じられる
私の第二の故郷、瀋陽!



(今までどんな目に会ってきたのだというような
書きっぷりですが)



そんで、パン食べながら待っていて
出てきたのがこれ。
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なんだろう、この
持ち帰り用の水筒みたいなもの。


持って帰っていいのかな。


そういえば、最近、日本に観光でやってきた中国人が
ホテルのウォシュレットを取り外して
持って帰ったというネタみたいなニュースを聞いたけど、
これは持って帰ってよかったのかな。


(持って帰ったけど)


少なくとも、機械の故障で
なぜこれがでてくるのかは謎のままであったが、


予想外のオチの面白さもひっくるめて、
私はやっぱり気分がよかった。



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by tania0418 | 2016-10-19 19:07 | Trackback | Comments(0)

ついにコスプレ

ずっとやってみたいな、と思っていたことのひとつに、
中国のあの、コスプレ写真撮影がありました。


自分では実践するのはなかなか勇気がいるけれど、
私にはほぼ現地人と同じ娘(8歳)がいる!!


彼女に話をすれば、


「やるー!!」


っていうに違いなくって
いつか面白かった思い出のひとつとして
今度こそ実行しようと
常々チャンスを狙っていたのです。


そしたらね。


帰国するなり、娘のいとこであるジョジョが


「見て―!これ撮ったんだよ。
ユエンユエンも撮りに行こうよ!」


と誘ってくる。
ジョジョはすでに撮影済みで、
アルバムとなったそれを見せてもらったら
なかなかかわいらしい。


で、もう早速、いってきたわけですよ。

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中国にいらっしゃる方で、
この撮影にチャレンジしたい方、
たくさんいると思います。

安いしね(1冊200元~)、
まあ、およそ日本ではやれないような世界観で
いろいろ撮影してくれますしね。


子どもの記録としてもいいと思うんです。


だけど、これだけはいえる。


やっぱり、ちゃんとそれなりのお金を払って、
きちんと作ってくれるスタジオを選んだほうがいい。


今回は、義母が近くのスーパーの一角で
暇そうに出展してるスタジオを見つけてきてるわけです。


ジョジョもそこで撮ったっていうし、
すでにコネがあるってことが、
中国で意味することの大きさを私も一応知ってはいるから、
選択肢がもうそれ以外に考えにくくなっちゃったんですよね・・・・・・



だけど、こういうところで撮影すると
たいてい衣装が


「ファンタジー」


メインなんです。


かわいい、と思えるものより、
着てみてもいい、くらいのものしかありません。


今回は、3パターンの衣装で280元とかだったかな。


自分の娘のことはかわいいけどね、
似合わない衣装を着てかわいいと言ってあげられるほど、
私にも余裕ございませんしね。


「それなら似合うんじゃない?」


というのを赤、白、青で3つ選ばせて、
なんとか、撮影をこなしました。



仕上がったものを見たときは、
そうですね、
「いい経験になったな」
以上の感想が浮かんできませんでした。


圧倒的に安さ優先、クオリティゼロのスタジオでした。


だまされた!ってほどじゃなくて、
この値段でこのスタジオなら
しょーがないか!って
諦めがつくくらいの軽い打撃ですみましたよ。


スタッフさんも、親切でしたしね。
ただ、ほんとセンスがなかっただけなんですよね。



スタジオもいろいろと選択肢が
あるのでしょうけれど、
やっぱり韓国系のスタジオのほうが
衣装やスタイリングが日本人の感覚に少し
近い気がしますね。
今度もし撮影をお願いするなら、必ずそうします。



娘はね、
あがってきたゲームの世界の住人になった自分を見て、



「どれが一番好きかっていわれたら、
えっとね、全部きらい」



という一言を残し、そのアルバムを二度と開いていません。


親の欲望につきあわせちゃったかしらん。

いや、本人が望んだのだと言い聞かせつつ。


これはけっこう、いい線いってたと思うよ。
古代お姫様風。

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by tania0418 | 2016-10-06 23:37 | Trackback | Comments(0)

魯迅公園と代々木公園

瀋陽の思い出をアップしていると
ときどき「いつ日本帰ってくるの~」という連絡が
入るのですが、私いま、日本にいますから。


夏の思い出を少しずつ、アップしています。


さて、この夏ねえ、やっぱり大本命は
骨董市だったんです。


およそ2週間の滞在中、
週末に開催される魯迅公園近くの骨董市に
2回は行けるはずでしたしね。


もうそのつもりで早い段階から

「今週は骨董市にいくから!
ぜったいについてきてください!」

と夫にはお願いしていたし、
あったら絶対買おうと思ってた子どもピアノやお椀を
想像するたび
どきどきわくわくゆめうつつ、
でしたよね。



でもね、やはり出会いというのは、
その時、その場所で、しかないものなのですね。


私が春先に出会ったお店さんは、
今回の市にはいないようでしたし、
ラインナップもどこか既視感たっぷりで。


それでもって、前回わたしがうろついた市場が
どれほどごくごく一部の場所だったかもよくわかり……

(私が春先にまわったのは、いわゆる場内、のみだったようです。
その外に、んもう数えきれないくらいのお店がならんでいました)


ほとほと歩き疲れたうえ
何の収穫もなく、骨董市を後にしました。

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こうやって写真だけみると、
なるほど代々木公園のフリーマーケットの風景と
リンクしますね。しませんか。


夫とまだ出会ってまもなかったころ、
代々木公園を散歩してたら、こういうフリマを見て
言うんですよ。


「瀋陽と似てる」


って。


そんなわけないでしょう、
瀋陽にどうしてこんな洒落てて空気のきれいな場所があるのよ、
ねごとは寝てからいいなさいよ、って
声には出さないけど心で思ったことがあって。


どこをどうイメージしたら代々木公園と瀋陽が
結びつくのか本気でわからなかったんですけれど


なるほどな、そういうことか


って、やっと腑に落ちました。


たしかに
代々木公園にもいたんですよね、
壊れたラジオとか時計とか、
つかえるのかどうか不安なベルトとか売っている
おじさん。いまもいる?いますよね。


そういえば夫は、
おしゃれな若者が出してるお店とかじゃなくて、
必ずそんなガラクタ店の前で立ち止まっていました。
きっとあのころ思い出していたのは、
魯迅公園のこの骨董市のこと、
だったんでしょうね。


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だけど、これだけ大規模に毎週骨董市が
ひらかれているって、なかなかすごい世界だなあと思います。

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ときどき武器なんかもあったりして、
どういうひとがどんな目的で買っていくんだろうって
想像すると面白かったりするんですが、

これだけ雑多に集まった場所を
目的なく歩くのは体力をただ消耗するだけ
ってこともよく学びました。


ここ、冬もやっているのかな?
まさかねえ。
運搬ができないよね。



もう瀋陽はすっかり「寒い」と聞きます。
瀋陽にいらっしゃる皆様、
お体にはくれぐれもお気を付けくださいね。



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by tania0418 | 2016-10-04 15:58 | Trackback | Comments(0)


フリーランスの編集・ライター。夫の故郷、遼寧省瀋陽市での、食、子育て、仕事。 お問い合わせ、そのほかはこちらへ。ken76ya@hotmail.com


by tania0418

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