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瀋陽にいます

半年ぶりの瀋陽は、砂埃がすごい!!


到着翌実、油断してウキウキしてしまい
外出したらひどい目にあった・・・。


埃が舞うので前進できない。

コンタクトレンズ着用者にとって
もっとも辛い季節であることを
スッカリ忘れていました。


1時間、繁華街を歩いて
ようやく瀋陽たるを思い知ったので、
昨日・今日は大人しく、実家付近を移動する程度。
市井の人々の日常が垣間見れる
市場がやっぱり、おもしろいよね~。

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風邪をひいた姪っ子のために、
義母が作ったこの”お薬”がおいしかった。


大根と梨を
氷砂糖と水でやわらかくなるまで
湯がいたもの。


「あの子、咳が収まらないんだよ。
咳にはナシがいいからね。飲んでみる?」


というのでおそるおそる口に含んだら・・・


素朴な甘みとうまみに感動。


砂埃で完全にイカれてしまった私の鼻腔にも
たいへん心地よい気がして、
私がおかわりしてしまった。


こういうの、いいね。
日本に帰ったら、また作ろう。

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by tania0418 | 2016-03-31 12:59 | Trackback | Comments(0)

震災の記憶

瀋陽に移住したばかりのころ、
日本語学校でアルバイトを始めたんです。


地元では、語学スクールとしては
けっこう派手に広告を出している
有名校のようだったけど。


私が採用された当時、
その学校には、すでに二人の日本人が常駐していました。


そして、私が瀋陽で初めて出会った日本人は、
すばりそのうちの一人、50代のおじさまでした。


日本人はおろか、おじさま世代の方に
出会うなんて珍しい体験。


(今考えるとそうでもないけど、
それくらい現地妻としてひきこもって生活していた、という意味)


しかもその方、中国語も操りながら、
日本語クラスの専任講師として勤務されていると知って、

”専任講師といったって、
ここでの生活とか、家族とか
いったいどうやってやり繰りしてんだろう”

っていう、素朴な疑問と、
生の日本人に出会えた喜びとが
まぜこぜになったまま、
だんだん、そのおじさまとおしゃべりする機会、
増えていったんです。


といっても、教員ルームで週に1、2回
顔を合わす程度。
お互いの素性もよく知らない。


だけど
海外にいるっていうのは不思議なもので、
日本人であるという共通項だけで、
前置きとかもう、いらないものなんですね。


いつものように休み時間の間、
教務員室で、他愛もないおしゃべりをしてたんです。


初お目見えから1週間程度
たったころだったと思う。


次の授業が始まるまでの間のほんの10分くらいのこと。
私も、自分は日本人妻で、瀋陽に着てまだ2カ月だの、
瀋陽あーだこーだと話すついでに、


「で、おじさまは、どうして瀋陽にいらしたんですか?」


と、聞いたんです。
会話の延長上、聞きますよね。


ごくごく一般的な会話を続けるために、
いかにも、のほほんと聞いたんです。
思わぬ応えが帰ってくるとは思わずに。


「震災でね。家が流されちゃったんだ。
僕は宮城出身でね。
そのときは東京に出張してたから大丈夫だったんだけど、
妻と子どもがそれで亡くなった。
遺体も見つかったから、よかったほうだよ。
それで、もう日本にいるのが嫌になってね。
瀋陽には友人が住んでいて、何度も遊びにきたことが
あったんだ。”しばらくこっちに来たら”って
友人に勧められてね、それでしばらく来てみようかと。
どのくらいここにいるか、わからないね。
まあ当分、日本には帰らないつもり。
思い出しちゃうからね」


私はすごく動揺した。


どう受け止めていいかも、
どんな言葉を返していいかもわからない。
完全に、固まってしまった。


私も、今でも震災の日のことを思い出すと辛い。
だけど、それは目の前のおじさまと
共有すべきではない辛さであるような気がして、
私はますます顔がひきつった。


そして、おじさまは、
そういう私の動揺を全部察知したんだと思う。


というより、
被災者としての悲しみを、
被災者以外の人とは共有しにくい現実を、
もう反吐が出るくらい体験してきたんだと思う。


話し終えたあと、固まってる私に
こんな言葉をかけてくださったのだ。


「いやあ、余計なことしゃべっちゃったよね。
だけど、ライターしてるだけあるよ。
なんかついつい話しちゃう雰囲気つくってる。
さすがだね」


2012年の夏のこと。
あのおじさまとは、私がその学校を半年で離れて以来、
会っていませんね。


もう、帰国したのかもしれないし、
流暢な中国語で中国を飛び回っているのかもしれません。


震災の記憶。
311だけじゃない、震災の記憶。




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by tania0418 | 2016-03-12 00:30 | Trackback | Comments(0)

ウェイボーで中国をのぞく

早いもので、もう帰国して1年。

目の前のことに必死で、
私の生活から中国が遠ざかりつつあります。
(夫を除いて)


離れてみると、中国ってやっぱり
心理的に遠い国ですね。


大きな壁があるのを感じる。


日本がそもそも、
中国を受け入れてないって感じがしますよね。


テレビとか新聞とか雑誌とか。


なんとなく、中国よりは韓国、台湾、
いやタイとかベトナムのほうが身近になりつつ
あるのかもしれません。


だって、積極的に探さないと
中国関連のポジティブな情報が
流れてこないんですもの。


私にとっては、唯一、
ウェイボーの中の友人たちの投稿がたよりです。


みんなものすごいバブッてるけど、
なんか楽しそうだし、イキイキしている。


今までにない新しいもの探しているし、
もっと新しくなろうとしているし、
その分見失っているものがあるとしても、
なんか彼らのいちいちの「自撮り」とか「外食」とか
「子ども」とかが、まぶしい。


今度の瀋陽で、それがほんとにそうなのか、
自分の目でも確かめられるのが、すごくうれしい。





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by tania0418 | 2016-03-08 08:36 | Trackback | Comments(0)


フリーランスの編集・ライター。夫の故郷、遼寧省瀋陽市での、食、子育て、仕事。 お問い合わせ、そのほかはこちらへ。ken76ya@hotmail.com


by tania0418

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