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2013年最後に

ここでは、
おおみそかの厳かな、姿勢をただしたくなるような
気配はなんにもないんですけれど。


今年から、12月31日は学校関係が半休、
1月1日元日のみ祝日扱いで、
2日から通常営業、みたいなことになっているそうです。


だけれど、やっぱり、今日で2013年が終わるのですから、
こうしてブログを開いて、ひとりで
おおみそか気分を味わっているわけであります。


振り返ってみますと、今年も風のように過ぎ去った・・・
という感慨がわき起こるばかりですが。

それでももうすこし粘って考えあぐねてみましたら、
今年大きな変化を感じたのは、
ずばり、家族関係のことでした。


とくに、宿敵、夫とは。


結婚8年目にしてようやく、
穏やかな信頼関係を結べた気がします。


もういつでも離婚してやる!!なんて
息巻いていたこともありましたが、
いまや、めんどくさくなりました(笑)


きっかけとか、原因とか
細かいことはたくさんあったのだと思いますが、
この心境の変化は単純にいえば、

夫の存在感たるや日本にいるときの何千倍・・・

ということだと思います。


そりゃそうだって? そうですね。


まあそうなんですけれど、
私にとっては、もう少し重みがあるのは、
中国で暮らして実際に見えてきた、
いや、日本にいるときには全くわからなかった、


中国人のものの考え方、
(お金大好き!中華料理が世界で一番!安くて大量が一番!)

行動様式、
(旅行の計画は前日!交渉は酒場で!拾ったものは俺のもの!)

・・・

そんな、日常のささいな、
日本にいれば「えげつない」と思わざるをえなかった夫の言動にも、
ちゃんと”中国流・人間愛”が含まれていることを理解できた
ということなんだろうと思います。


そして、とくに、
そういう行動様式が、この社会を生き抜くうえでは
大変重要な意味をもっていること、
また、日本においては大いに誤解され敬遠されているということを、
身にしみて理解したんだと思います。


それだけに、日中関係って深い・・・
との感慨を、わが中国人夫を前にして、
改めて抱いているのであります。



受け入れられないことも、同じくらいあります。

だけれど、それは、先方にとっても同じこと。

ふたりで、模索して妥協していくしかありません。



とにかく、自分の既成の価値観を押し付けて、
夫にずいぶん無理をしいていたのだな、
という自分に気づけた、一年だったように思います。


個人的に2013年を振り返ってみれば、
素敵なおうちを借りられたし、
仕事もぼちぼち進められたし、
上海にも行けたうえ日本にも2回帰れたし、
すっごくレベル高いカフェも2軒みつけたし、
一族もみな諸問題ありつつ笑って過ごしているし、
すべからくうまくいっていて、この上ない幸せ。


だから、その土台になってくれているこの家族には
ほんとうにありがとうの気持ちでいっぱいです。


a0279234_10263116.jpg


年末にこんな小ネタですが、面白かったので。
よく通る自動車道沿いに、なぜか自転車置き場ぽつんと現れるので
夫にきいてみたらば、ここは「ヤミ自転車販売所」で、
しかも、売られているのは盗難自転車。
自転車を自分で盗んでここで売る、というシステムらしいです。
どうりでひっそりとした場所に・・・いやそういう問題ではなくて、
犯罪ではないか、という私の単なる価値観がもう機能しない、ってことですね。
みな、そうとしりつつ、安い自転車(100元~300元)を買っていくのですから。

でも、こういう犯罪すれすれの商売は
いまはもうほとんど絶滅の危機にあるようです。
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by tania0418 | 2013-12-31 10:46 | Trackback | Comments(2)

今年のサンタクロースをどうするか問題

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これって、大気汚染なんですよね?
(Pacific Coffeeの窓際の席からとった午後二時の瀋陽)


そうだと信じたくない気持ちは、
ここで暮らしているからなのでしょうか。


昨年は、強気にマスクもつけずに過ごしましたが、
今年は毎日、日本製のマスクをしての気休めをしています。

ほんとに気休めでしかない、、、。

そんな、数十メートル先が見えにくい瀋陽の午後です。



いや、しかし、世間様はクリスマスです。


なんだか、ちっとも盛り上がらない自分って、
いったいなんでしょう?


そもそも、クリスマスってなんだっけ。


そう考えると元も子もないんですけど、
中国でのクリスマスには、まったく意味がないことを
実体験してからは、この時期を
どうすごせばいいか考えてしまいます。

わくわくしていた自分を取り戻したい
だけなんですが。


大人はいいんですよ、なんでも。


しかし、娘にとってのサンタクロース伝説をどうすべきか、
これには、ちょっと悩んでいる我が家です。


去年は、サンタさんやってきたんです。
でも今年は、ちょっと怪しい・・・です。


この環境では、
幼稚園のお友達のうちにサンタクロースが来るっていうおうちが、
少数派かもしれないし、
そんな、共有できない伝説を我が家で作ってどうする、という気もする。


”ここには来ないんだよ”、って言うのも、
ある意味真実なので説明付く気がするけど・・・

いやいや、もう5歳ですしね、そろそろいっか、っていう気もする。

・・・

・・・

逡巡しています。



なにしろ、娘本人が、
サンタクロースが来るか、来ないかで、
たいして胸を躍らせていない、んです。



クリスマスというものを、まがりなりにも認識してない
ってことだと思うのですが、
私(当時5歳)が、もう少しわくわくしてたぶん、
なんか娘に申し訳ない気もする・・・・


それとも、5歳ってそんなもん?

日本ですくすくと育つ5歳はどうなんでしょう。
アンケートとってみたい気分です。



でも、いろいろ考えてみれば、
日本もかつては、ここと同じように、
クリスマスって何?というような時代があったわけで、
いつからサンクロース伝説って当然のように
刷り込まれてしまったんでしょうね。

安定的には私たち世代からなんでしょう・・か?


いやはや、サンタクロースは一例にすぎませんが、
イルミネーションや音楽やクリスマス商戦
なんかが、いかに、
家庭を、自分を、すくなくともその時々のテンションを、
決定づけているか!


環境って、ほんとうに人を、文化をつくるんですね。


そのことを、このシーズンは特に、実感させられます。


現実的に、
もう我が家には、サンタクロースは来ないかもしれません。。

(続けていく自信が、もはや、ない・・)

かえって、瀋陽らしい、この時期の過ごし方を
提案したい(少なくとも娘に)と、思案するこのごろです。
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by tania0418 | 2013-12-23 16:32 | Trackback | Comments(0)

中国の情操教育

娘に、なにか習いごとを・・・


子どもには水泳がいいと聞くけど、
こちらのプールは塩素消毒がきつくて肌荒れすると聞くし。


バレエ教室もいいけれど、
ちょっぴり短足ぎみの彼女にとってはたして。


あるいは、書道とか。


もしかして、英会話とか。


それとも、通信教育でひらがなか(笑)


と、あれこれ考えていたら、
行きつけのコーヒーやの店主の令嬢(娘と同じ5歳)が、
お絵かき教室に行き始めたときいて、
私も娘も「それ!」ということになり、
早速、体験教室に行ってきました。



現代中国の教育熱とは、すごいもんです。
幼稚園から算数や漢字の書き取り練習の宿題が出ます。
習い事に行けば(特に学習塾)、それなりの宿題が出ます。


決して裕福な家庭の子どもではない娘も、
まるで英才教育をうけるがごとく、
日々幼稚園から宿題をもってかえって格闘しているのです。

その分、ひらがながまだ半分も読めないのですが…(汗)


でも、そんな「中国式超つめこみ教育」の一方で、
情操教育も少しずつニーズが高まり、
必要性を感じる家庭が増えてきているようですね。


瀋陽には、東北地方でも有名な美術大学(魯迅美術大学)があり、
その影響もあるのでしょうが、
大学周辺、また、周辺でなくとも、
アートスクールを銘打つ補習校、塾がたくさん見受けられます。

(画室、胡弓、伝統舞踊、バレエなんかが多いみたい)


さて、
この日の体験教室です。


今日のお題(?)は「水面を飛ぶとんぼ」のようです。


どきどきしながら(私が)先生の指示をまっていると、
まず解説しはじめたのは、
直線、曲線、そして、いくつかの図形の書き方でした。


直線と斜線、曲線と円、その交わり・・・

うん?

アートというより、数学か?


そんな余念を抱いている私などは
誰の目に入ることもなく、時折、
先生からはこんな注意も入ります。


「先生が話しているときにはこちらを向いて」

「お手本をよく見て。ここは塗らなくてもいいです」

「終わったひとから、クレヨンをおいて、姿勢よく座って」


先生の指導に上手にしたがった
お友達は、先生からキラキラ星のシールを張ってもらって
得意げです。


一方の娘は。


先生の説明が聞き取れず、
空を青色に塗ったくっている・・・。


それを見つけた先生は、ひとこと

「ここは塗らなくてもいいのよ」。


そんなこんなで、やっとできあがった絵は
先生が描いたものを見事に踏襲した
「水面を飛ぶとんぼ」、でありました。

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要するに、「中国的情操教育」というのは、

「中国的情操風超つめこみ教育」

ではないのか、という疑問は、今も晴れません。


はたして、ここで、いいのだろうか。

ここでなくとも、中国のアート系スクールって、
みんなこんな調子なんだろうか。

こんなこと繰り返して、自由に表現する楽しさを
失ってしまったらどうしよう。


なんて、いろいろと考えることも
あったのですが、
この国で培った、
どんなネガティブなシーンに遭遇しても
「前向きにあきらめる!」の能力を発揮し、
この国の教育が大切にしているのは
徹底した基礎力なのだ、と考えなおすことにしました。


値段(1コマ35元)、目的、立地、もろもろ考慮し、
なによりも、コーヒーやの店主の令嬢と
同じお教室に通えるだけで、
うっれしそーな娘の顔を見てたら、

「これはアートスクールじゃない」なんて

言えないです。


私も、その間ちょっと余裕ができますし、
習い事を、たとえ形式的にでも始められるのは
子育ても一段階上がった感じしますねー。

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こういう写真を授業中に撮影しても
なーんもとがめられないところには、
やはり中国の懐の大きさを感じます。
私以外にも、一眼レフでわが子を狙うお父さんもいましたよ。
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by tania0418 | 2013-12-13 00:29 | Trackback | Comments(6)

和俊


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見つけちゃったよう。

飾り気のない看板。

いままではあっさりと通り過ぎていた店前にかかる

「西点」

という電光掲示板。


何度も通ってたのに、いやー、気付かなかったなー。

ここは、意外にも、おじさんが一人で切り盛りする、
瀋陽でもめずらしい(と私が独断と偏見で感じる)
小さなケーキやさん「和俊」です!

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小さなケースにひしめく、
ちょっとPOPなケーキたち。

メインは、ロールケーキ、ガトーショコラ、カップケーキかな。
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しかも、どれも、5元とか7元とか!

やっすーい。
おなじみ、瀋陽のケーキやさんといえば「好利来」
より断然やっすーい(半値くらい)。


そして、肝心のお味、
これがもう、おいしいの一言。


私は、定番のロールケーキと抹茶のガトーショコラを
購入しましたが、
甘すぎず、こってりすぎず、
しっとりした生地にコクのある生クリーム。


食べやすい、おいしい、やすいの
トリプルで、やー、久しぶりに感動した。


先日、こちらで知り合った日本人妻(だんなさんが瀋陽人)に
教えてもらったこのお店は、
日本大使館のすぐそばに、ひっそりとありました。


店主のおじさん、日本語もとても流暢。

私が日本人だとわかると、すぐに「いらっしゃいませ」
と言いなおして、「わざわざありがとうございます」
とおっしゃってくださいました。


仕事の帰り道によっただけだったんだけど、
こういう、日本的な接客に瀋陽で触れると
涙が出そうになるよね。


おじさんは、日本は福岡のお店で修業してらして、
このお店は、九月にオープンしたばかりなんだそう。
店名は、おじさんの日本名からとったようです。


素材はここで調達してるんでしょうが、
このおじさんが作ったなら・・・って、
安心して食べられるし、その上、この値段でこのお味、
もうありがたくって、うれしくって、
お友達にどんどん紹介したい気持ちになりました。


なにより、この店主のおじさんの
やさしそうな、もうしわけなさそうな、ありがたそうな
接客に、胸を打たれます。

きっと、日本でいろいろな経験をされてきたんでしょう。

俄然、応援したい気持ちです。

今度お友達が来るときには、
ここで盛りだくさん購入して款待したい、
・・などと、もりもり想像が膨らみました。


みなさまも、ぜひ!
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by tania0418 | 2013-12-09 13:08 | Trackback | Comments(0)

満宝


冬に入り、初めての満宝餛飩!


やっぱり冬はワンタンですねー。
あったまる。

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ラーメンみたいに見えますが、
麺の奥にワンタンがもっとしずんでおるのですよ。
今年の新しいメニューのようです。


ここは
マクドナルドよりも
KFCよりも
安心して食べられる。


この日は、出勤途中にできた、
新装開店の満宝(中国語では、マンバオとかマンボウとかいう)
に入ってみたわけですが。

カードをもらって、番号を呼ばれたら
自分で取りに行く、みたいな、
ちょっと日本の病院みたいな感じでそわそわ
してしまった。

そうこうしてる間に
壁がワンタン柄であることに気づき思わず。

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安心とひきかえに、
土着の食文化は消滅してますけどね。
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by tania0418 | 2013-12-04 11:18 | Trackback | Comments(0)

天然スケートリンク再び

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とうとう、凍りました。

うちの区内のメインスポット、噴水池が。


冬は水を排水して
マイナス20度に備えるんだろうと思ってたんですけど、
ちゃっかり無料のスケートリンクになってます。


だからこちらもちゃっかり遊んでみました。

快晴の日曜日の朝、区内のあちこちから、
子どもたちがわさわさとやってきます。

晴れた冬の休日は、
大気汚染のことは考えないようにすれば、
最高にきもちいいです。


こういう安上がりな遊び場に
ちょこちょこ触れるようになって、
瀋陽の人たちって生命力が強いなって
つくづく思うようになりました。


あるものを、うまいこと利用するっていう、
あるいは、
自分で、なんとかしようとするっていう
ことなんでしょうか。


日本も以前はそうだったと思いますが、
ここはまだまだ
手作り、手作業、手仕事にニーズがあって、
それで糊口をしのぐ人たちがいる社会です。


だから、自転車修理とかもそうですが、
靴修理や背広の仕立てなんかも
日本では考えられないくらい安い金額で
ちゃちゃっとお願いできたりもするんですよね。


以前、サンダルの一番重要な、
足の甲の部分が、本体から外れちゃった
とれたときなんか、
もう捨てようかなって思うじゃないですか。

でも、夫はそこらへんの(たぶん露天)靴修理に運んでいって、
3日後、「10元(約300円)だった」
といってもってきてくれたときには、
ちょっと感激しましたよね。

よく見たら、
本体とその外れちゃった部分を
太い糸で縫いこんである、ってだけだったんですけど。


特別な学校を出たり、訓練を受けた人たちが
開いてるお店じゃないはずです(この値段では)。

やむをえずその商売をやっている可能性のほうが高い。

生きるために、伸ばしてきた技能、そのもの。

日々、夢ばかり思い描いて靴も直せない私ってなに
って、ときどきなる・・・


文明機器がなくても
手仕事でやっつけられる人がたくさんいるって、
一方で細かい仕事がいいかげんだったったり、
クオリティが大事じゃなかったりもしますけれど、
でもその人たちが、ここの生命力を底上げしてると思う。


あの冬を越せる人たちなんだもん。
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by tania0418 | 2013-12-04 11:05 | Trackback | Comments(0)


フリーランスの編集・ライター。夫の故郷、遼寧省瀋陽市での、食、子育て、仕事。 お問い合わせ、そのほかはこちらへ。ken76ya@hotmail.com


by tania0418

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