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子育てがしやすい街?

もしかしたら、中国のほうが、子育てがしやすいのでは。


そんなことを、最近思うようになってきました。


衛生上問題がありそうな場所はかなりありますし、
トイレ事情もまだまだ発展途上。
車が増えすぎた道路は、子どもと歩くには危険すぎます。


でも、そんな街中で、そこらへんの人が、
子どもをかわいがってくれるのです。


娘が道で泣き叫んでいれば、

「どうしたの、泣かないで」

と知らないおじさん、おばさんから話しかけられる。


バスに子連れで乗りこめば、
必ず誰かが席を譲ってくれます。


それに、街がそもそも汚れているので、
子どもがどこでおしっこをしようが、どうしようが、構う人はいません。

この間なんて、トイレが見つからなくて、すれ違った子連れ父子に
トイレはどこかと尋ねたら、

「子どもなんだから、そのへんでいいじゃない」

と返されてしまいました。



言うまでもなく、日本のほうがきれいだし、安全だし、快適。
そのレベルの高さは、どこをとっても、比べられるものではありません(断言)。


でも、ここにいると、子どもの存在そのもの、
排泄はもちろん、子どもの泣いたりや騒いだりまでもが、
ちゃんと受け入れられていると感じるのです。


子どもは、そういうもんだ、という暗黙の了解。

泣きたいときには、泣かせておけばいいし、
おしっこしたいなら、そのへんでどうぞ。

その空気が、圧倒的に、どかんとある。


そういうメッセージを、街から、人からバンバン受け取り、
私は、なんだ、子育てって、ずいぶんシンプルなことだったんだな、と
今更のように思いました。



裏を返せば、日本でそう感じられなかったのは、どうしてなんだろう、と。


東京での子育てが始まって、電車に乗るとき、
街を歩くときに感じていたストレス。


そのほとんどが、

「もしここで子どもが騒いだら、周りに迷惑をかける」

という私が作り出した不安と妄想でした。


それがなければ、東京でだって、もっと気楽に、堂々と、
子連れのお出かけを楽しめたのに、と思います。


でも、泣き止まない子どもと一緒に、
山手線に乗り続けることは、できませんでした。
それがマナーだと、信じていたから。


なんというか、マナーは、この街には絶対的に足りないと思うけれど。

子どもを受け入れる度量は、とんでもなく大きいなあと感じます。



今日、バスに乗ったら、前方の窓際の席に母子が座っていました。
お母さんの膝に抱かれた赤ちゃんは、すっかり夢の中。

おんぼろバスに容赦なく揺られながらも、
気持ちよさそうに背もたれに身を預ける二人を見て、
そんなことを思った午後でした。
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by tania0418 | 2012-08-29 01:31 | Trackback | Comments(0)

いつものコーヒー

近くにあるケーキ屋さん「好利来」(Holiland)の、
うすーーーいアメリカンコーヒー、1杯8元(約100円)です。

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わたくし、喫茶店が大好きで、
(モーニングを出してくれるような純喫茶がとくに)、
雑誌を数冊持ちこんで、数時間居座るのが、
たまらなくスカッとするストレス発散法だったのですが、
それがここでは確保できません・・・

瀋陽でコーヒー屋さんといえば、いつも人でいっぱいのスタバ。
レストランなどでたまにコーヒーを見つけても、
必ず砂糖が入っていて、死ぬほど甘い。


自分でコーヒー屋を開くしか・・・と思い詰めていた矢先、
この店のコーヒーを発見しました。1か月前、
娘のバースデーケーキを注文しにやってきたのがきっかけでした。


それから、ほとんど、毎日、通っています。
お店のお姉ちゃんたちとも、顔なじみです。


ここに、スタバの半分以下の値段で買える
ブラックコーヒーがあるという意味で、
「好利来」が、わたしの、瀋陽における”お気に入りの店”第一号。

店内に一休みできるコーナーもありますが、
ほぼ持ち帰って散歩しながら飲んでいます。
あの頃の8割くらいスカッとする時間です。


もちろん、
「アメリカンをアイスで。ブラックにしてね。」
という内容の中国語を、一番最初に覚えましたよ。



―美式珈琲。涼的。不加糖。

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by tania0418 | 2012-08-29 01:19 | Trackback | Comments(0)

夕涼み

「あ、えんの”え”!」(自分の名前)
と娘が叫ぶので、振り返ったら、なるほどありました。
ただしくは、「之」でしたけど。

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今日も、なにごともなく過ぎていきます。
子どもはすくすくと元気です。
夫婦喧嘩は増えましたが、まあ、しょうがない。


夕方、ストレス解消もかねて、
近くの公園へ夕涼みにいきました。
もう、涼しいを超えて、肌寒い午後6時すぎ。
うらめしそうに風になびく柳の葉が、川沿いに並び、
なんともチャイナな風景です。


奥にすすむと、運動公園になっていて、
健康増進に励む中高年のみなさんが
たくさんいらっしゃいました。


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久しぶりに、深呼吸などをしました。
いつも砂埃にのどをやられてしまうのですが、
ここは、すっきりした空気が流れていました。


中国へ来てから、なんとなく忙しくて、
あるいは、日本においてきたいろいろのことを考えさびしくて、
目の前のことに一生懸命になれませんでした。


だって、
中国における道ってもんは、
ごみを捨てたりタンを吐いたりする場所らしいし、
子どもはそこらへんでおしっこしてもOKだし、
車は信号や車線がまったく見えないみたいだし、
店員は携帯みながら接客するうえに不機嫌だし、
トイレは一応個別になっているけどなぜか扉は閉めないし・・・


自分にとってあたりまえに大事だと教えられてきたことが、
ことごとく、ここではどうでもいい部類のことみたいで、
その大きな深い溝を前に、自分はここでどうやって生きていったらいいか、
まったくわからなくなってしまった、1カ月でした。


いまも、よくわからないんですけどね。


でも、なんだかよくわからないままに、
自分のなかに、分厚い壁がほどけ、
カラッとした気楽さが残っていくのを感じます。


どこにも公共性はないけれど、
生々しい人間たちが、我欲のままにそこらへんを歩いている。
そんな感じ。


これは、なんなんでしょう。
まだ、きちんと言葉にできません。

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by tania0418 | 2012-08-18 01:30 | Trackback | Comments(0)

中国の幼稚園事情

娘が、幼稚園に行きはじめて1週間が経ちました。


今日、幼稚園へ送りにいったら、門のところではじめて
泣かずに、こちらを向いてバイバイをしてくれたので、
こっちがうるっときてしまいました。


共働きが多い中国の一般家庭では、
3歳になった子どもは幼稚園に行くのが普通のようです。
(ちなみに0~2歳の乳児を預かる保育園はここにはありません。
赤子は、祖父母が同居するなどして協力して世話するのが
一般的みたいです)


もう、マンションがあれば、そのそばには必ず幼稚園があります。
ピカピカのもあれば、ボロボロのもあります。
質の差はもちろんあるのでしょうが、つまるところ、
日本で聞くような”待機児童”のような問題も
ここにはないようです。
(大都市では少し事情が違うかもしれません)

最近の流行は、”双語”の看板をかかげた幼稚園。
英語と中国語の両方を教えますよ、ということだそう。
むしろ、そのうたい文句のない幼稚園を見ないかも・・・
中国の英語教育熱もすごいもんです。


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私たちが住んでいるマンションの敷地内にある幼稚園。
近所の子どもたちはほとんどここに通っている。
だいたい8時~17時。1日3食つき。






さて、娘は、徒歩10分ところの場所にある
非常にローカルな幼稚園(やはり双語の)に通い始めました。

そこに決めた理由は、つい先月まで、日本人のお子さんが通っていたこと。
残念ながらいまは娘ひとりになってしまったのですが、
外国人のお子さんの受け入れにも寛容な環境なら、
子どもも先生も近づきやすいんじゃないかと思いました。


とはいえ、本人は初日からの3日間、
朝起きるときも、送りも迎えも全力で抵抗。


「あの幼稚園いやだ! だって何言ってるかわかんないんだもん!!!」


と叫び、よだれを垂らしながら号泣するのを見たときは、
親としても胸が締め付けられるような心地がしました。


それでもがんばって、午前中だけの登園を続けてみたら、
「ちょっと楽しかった」なんていうようになったもんだから、
私のほうがすごく嬉しくなってしまいました。


はずみがついたのは5日目ごろ。
ビデオ視聴の時間があり、なんと、
日本の「クレヨンしんちゃん」のDVDが流れ、
初めて、みんなの前でぺらぺらと日本語でしゃべったんだそうです。


なんで「クレヨンしんちゃん」なんだろう・・・?
なんて疑問はここではおいといて。


娘にとってはとてもラッキーな出来事だったに違いなく、
その日は、それまで口にしなかったお昼ごはんを、
はじめて、完食したのだそうです。


子どもが言葉の通じない環境をどう受け入れていくか。
楽しみな反面、親としては心配も大きいです。
でも、私みたいな大人があれこれ思案する以前に、
子どもは、ずっとシンプルに”いま”を楽しんでいるのかも。


と、娘にそんなふうに教えられる日々でございます。


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by tania0418 | 2012-08-16 16:27 | Trackback | Comments(0)

はじめての漢方薬

市内最大級の市場にて。
日用雑貨にまぎれてブタさん兄弟がまるまると。
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鼻かぜ進行中です。

私、かぜなどは仕事のストレス以外ではあまり経験がないのですが、
中国の荒波になかなか乗れず、体調をくずしてばかりです。
たぶん、言葉がうまくあやつれないのが
大きな原因なんだと思います。

病は気から。ほんとうに身に染みてそう思います。

さて、瀋陽でまず胃腸を壊したときは困りました。
体重が3キロほど落ち、もうもどりましたが、
そのときは何を食べても、ダメでしたね。

そのうち、きりきりとした胃痛が始まって、
食べ物を受け付けなくなり。
これはいかんと、いよいよ、夫に
「漢方薬を・・・!」と助けを求めてしまいました。

「腹方仙鶴草腸炎胶嚢」

薬局にいくと、中医(漢方)と西洋の薬と処方がわかれていて、
中医の担当さんから
「腸があれているから、胃にきている。これを飲め」
というようなことを言われ、なんか難しいタイトルのこれを
買いました。

成分には、

「仙鶴草、黄連、木香、蝉蛻、石菖蒲、桔梗」

とあります。

仙鶴草は、止血や下痢などによいとされるバラ科の植物。
黄連は、解毒作用のあるキンポウゲ科の根茎。
木香も、胃腸の不調に使われるキク科の植物で、黄連と併用されることが多いものだそう。
蝉蛻とは、セミの抜け殻(!)
それに、石菖蒲、桔梗と続きます。

・・・そして、これが効いた。

毎食後3回、3錠を1日続けたら、翌日にはかなりよくなって、
二日目には胃痛がとまりました。
ありがたい植物、生き物たちのおかげさまさま。

中医学は、たいへん奥が深い。
もっともっと、知りたいな~と思う反面、
陰陽のように「すべてはバランス」で成り立っている
身体のこと、漢方の基本をなでるだけでも
けっこう大変な勉強量です。

大好きなセラピストさんから教えていただいた
中医アロマの本を開いてたまに読んでいたせいもあって、
胃腸をしめす「脾」の調子がよくないとき、
どういうアロマオイルを使うといいかも、参考にしました。

病気になるとこういう知識が増えていくので面白い。

体調を崩すのもたまにはいいなあ。
余裕も出てきたってことか。

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中医アロマセラピストの有藤文香さんによる
「はじめての中医アロマセラピー」(池田書店)
自分の体(タイプ)を定期的にチェックしたり、
中医学に応じた症状の解説やアロマの取り入れかたを解説。
日頃の体調管理や薬にたよりたくないあなたにおすすめ。

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by tania0418 | 2012-08-06 13:54 | Trackback | Comments(0)

毎日が夜市

中国は瀋陽にやってきて、
1カ月がすぎました。
8月に入り、すでに肌寒いです。

第一関門だった引っ越しは、無事完了しました。
6年前に瀋陽に初めてきたときに行った
マクドナルドが至近距離にあります。
あの頃はまだ、店舗内のトイレは
たいへん残念な状況だったように
記憶していますが、ずいぶん改善されていました。


その手前はおおきな広場になっていて、
夜になると、太極拳やなわとび、体操などをする
人たちで、ぎゅうぎゅう詰めになります。
それを見る人、そこで商売をするひとで毎日ごったがえし。
なんでも規模がでかい中国。

そろそろ見慣れた風景になりつつあるのですが、
娘にとっては毎日が夜市みたいなもんでしょうか。

体操しているみなさんに混じろうとしてうまくいかない娘を、
みなさん、きれいに無視してくれるのもまた、
中国だなあととても感じます。

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by tania0418 | 2012-08-02 05:27 | Trackback | Comments(2)


フリーランスの編集・ライター。夫の故郷、遼寧省瀋陽市での、食、子育て、仕事。瀋陽の骨董市で見つけた雑貨を「わたしの中国雑貨店」にて販売。https://mychina.thebase.in/


by tania0418

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